のこのこ日報

おかあさん!!カメ賞をもらったよ!!!

まえがきがわりに

私がまだ小さくて、ただでさえドン臭い今より更に10倍はドン臭かった頃。

幼稚園の縄跳び大会で「かめ賞」を嬉嬉として受賞したことがあった。

 

器が大きいのかただニブいのか、家族は反応に大変苦慮した。(褒めてくれたんだけどね)

 

時下って小学生時分。

何を考えたか友人に自作のフリーペーパーを毎月送りつけるようになる。

タイトルは「のこのこ新聞」。

A5中折りの紙面には毎月気まぐれに特集が組まれ、友人のみならずその御母堂にも通覧頂いていたという。

 

年月流れ、最近ふと日報みたいな日記が書きたくなった。

企画ものでは無い文章たちをチマチマ書いていきたい。

 

題して、のこのこ日報。

 

 

 

 

インタビュー

出会って2日目の相手と会話をした。

 

こういう時って何気ない話のすべてに、相手を知る為の糸口がある。

 

相手が同年代の場合、だいたい自分が聞いたことを相手も聞き返してくれることが多い。

 

「どこが最寄りなの?」って聞いたら向こうも「どの辺に住んでるの?」って聞いてくれる、そんな感じ。

 

ちょっと疲れるけど、私はそういう会話がそこまで嫌いではない。

ただ、出会って2日の相手にそこまで教えるかな〜っていう情報というのは確かに存在する。

ひょんなことから高校で夏休みの補習があったかと聞く流れになり、相手から返ってきた質問であんまり出会って間も無い人には言ってなかった通信制に転学した話をした。ちょっと微妙な空気になった。

 

インタビューしながら距離を詰めるのはまことに難しい作業である。

 

マイクを向ける時、こちらもまたマイクを向けられているのだ。

(22.8.19)